人手不足で施設の開設ができない?地方の介護求人が少ない理由とは?

公開日:  最終更新日:2016/11/25

地方の介護求人が少ない理由とは?

全国的に見ても高齢化の波は益々加速しています。伴って介護の仕事は求められるばかりです。
特に都市部に比べ地方の高齢化は深刻な問題となりつつあります。一番の理由として若者の田舎離れが挙げられます。
若者が出て行って残される高齢者、若い人材がいない事もあり企業は田舎に働く場所を作らない、この負の連鎖が悪循環となっている現状です。

地方ので介護をする若者が少ない現状

筆者もその昔地方と呼ばれる地元で介護をしていた頃があります。その中で現在の状況を調べた内容と重なる部分があります。
まずは若者が介護の仕事をしても続かない「定着率」という考え方があります。これは、若者の介護離れとも言えます。
原因として賃金の問題が大きい訳ですが、やはり一定の夢やイメージを持って介護業界に転職してくる若者も多くいます。
しかし、高齢化が進むにつれ理想の介護とは程遠くなっていきます。介護者の重度化によるものです。この現実に耐えられなくなり辞めていく若者も多くいます。
介護という職種は次世代の教育をしながら繋いでいかなくてはなりません。そのため一朝一夕では仕事になりません。長いスパンで修行・教育が必要となります。
只でさえ辛い仕事に加え、低賃金では若者は辞めていく一方であると言えます。介護事業者も働き手を中年から上の年齢だけには出来ません。
それでは、以後の事業所としての繁栄は望めないからです。続きさえすればいいという訳ではありません。
その後に続く若者がいなくては一過性のものになるからです。

事業者も介護施設の開設を控える始末

結果として、働き手を確保出来ない現状が見えていることから事業所の開設を断念せざるを得ない状態です。
自治体としては、田舎の方が介護施設を認可したいという状況ではあります。場所についても比較的都市部より問題は多くありません。
しかし、働き手がいない=開設出来ないという結果を生んでいます。

問題と解決策を模索してみる

筆者も施設管理者をしてみて思いますが、社会福祉法人を含め「現在介護施設を運営している事業者に問題がある」と言えます。
現在の介護事業者のほとんどは、介護保険から報酬として支払われ事業所を運営しているケースが殆どです。これは都市部と地方でさほど報酬に大きな差はありません。
ですが、都市部と地方で介護をするのには「労働者に支払われる賃金に大きな差がある」のが現状です。
簡単に言うと「地方で現在運営している事業者が賃金を引き上げる必要がある」と言えます。
地方と都市部では他の業種もそうですが、賃金に差があるのは仕方ない理由もあります。物価等に付随する部分が大きな理由です。
しかし、若者自身も生活をしなくてはなりません。いくら地方とは言え、やはり「賃金と労働のバランス」は気になります。
実際働いてみてお給料を手にした時、それを良く感じるかどうかは結局「周囲と比べて」しか比較出来ません。
地方で介護の仕事をするのは道楽と同じくらい賃金の低い場合もあります。
現存している地方の事業所で働いている介護員の処遇改善が無くては、「地方で介護をしよう」と考える働き手は増えず、結果として事業所も減少していくでしょう。

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